子どもの権利に関する委員会
1. 当委員会の目的
当委員会は、子どもの権利に関する問題を専門的に取り扱うため、1999年(平成11)に設置されました。
いじめや不登校、非行といった問題や昨今の重大な虐待事件等、子どもをめぐっては様々な問題が発生しています。
それらの問題に対処し、子どもの人権を守るため、日々活動を行っています。
2. イベントの開催(比較的最近のもの)
- 子どもの権利・全国イベント「体罰の根絶に向けて」の開催(平成29年8月24日)
- 「少年法適用年齢引き下げについて考えるシンポジウム」の開催(平成29年11月11日)
- 子どもの権利・全国イベント「いじめのない社会へ」の開催(平成30年10月20日)
3. 主な活動内容
- 人権に関する分野
当委員会が運営主体となり、県内各小中学校においていじめ防止授業を行っています。
最近は年間約100コマの授業を行っており、ドラえもんの事例を用いたりなどして、いじめはなぜ悪いのか、いじめの対処法等をわかりやすく説明しています。 - 福祉に関する分野
年2回、虐待問題について県内の児童相談所と事例研究会を開催し、実際の児童虐待事件についての対応を研究・協議しています。
また、当委員会委員が中心となり、福島県児童虐待対応専門員(児童相談所に対するアドバイザー)を務めています。 - 少年事件に関する分野
年1回、少年の非行事件について福島家庭裁判所と意見交換会を開催し、少年事件の実情の確認、運用の協議等を行っています。
また、少年法の改正に関する問題についても調査・研究し、意見表明を行っています。
4. 子どもに関する法律相談
当委員会が運営主体となり、子ども相談窓口を設けています。
そのほかにも、子どもに関連して相談がある場合は、弁護士会にお電話下さい。
5. 少年事件の付添人
少年事件で観護措置がなされた際、弁護士による面会や付添人の紹介を希望する場合は、弁護士会や家庭裁判所に申し出て下さい。
経済的な理由から付添人の選任が困難な場合でも、付添人の費用が実質無料となる制度があります。